親孝行の大切さ
2022年10月26日
人間は、自分でこの世に生まれてこようと思って生まれて来た人は、一人もいません。
お母さんのお腹の中で十月十日を過ごし、何も知らずに生まれてきます。
生まれてきた赤ちゃんがどう思い、どう感じているのかは分かりませんが、お父さんお母さんをはじめとする周りの人達は、この子の誕生を心から喜びます。
そして成長して世の中に出たら、世のため人のために働く立派な人になってもらいたいとの思いで育てていきます。
育てる道中は、他の動物と比べて非常に長いことがいわれています。
動物は、種類によっては生まれてすぐに立ち上がったり、自分で食べ物を探して食べられるようになるものもいます。
ところが人間は、親に食べさせてもらい、着せてもらい、物心がつけば手取り足取り教えてもらい、成長の過程で学校などでいろいろなことを学びます。
人間は長い間周りに保護され、見守られて育っていきます。
これが人間の大きな特徴でもあります。
親の思い、親の期待に応えるような成長をして大人になる人もあれば、親の期待に反するような育ち方をし、親に心配をかけるような人生を歩む人もたくさん居られます。
私は二十年前から、開運をする為にはどうしたら良いですか!また、私は何の為にこの世に生まれて来ているのでしょうか!など様々な悩みをしっかりと受けとめるカウンセリングの仕事をしていますが、皆さんは、ほとんどの方がご両親に対して感謝の気持ちを忘れておられます。
親孝行は大切です。
自分が親不孝をした人でも、子供や孫に親孝行が大切だという思いを伝えることはできます。
それは、
「あの時にこうしてあげたら良かった。親孝行をしておけばよかった」
ということを聞いて育った子供や孫は、大きくなってから
「お父さんはよく、こんなことを言っていたなあ」
ということを思い出すからです。
それが、親孝行は大切だということを伝えることになるのです。