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「運勢」と「宿命」と「運命」について

2021年4月28日

新型コロナのパンデミックは、変異種が出て、感染力が強くて、大阪府・兵庫県などで毎日千人以上の感染者があり、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県にて第3回の緊急事態宣言が来月11日迄出ています。

先日私は、PCR検査を受けて陰性の結果が出て、ほっとしています。

運勢とは何でしょうか。

「あの人は運の良い人だ」とか「運の悪い人だ」とか言いますが、算命学では「人は生まれた瞬間から運勢がある」と考えます。
目に見えない運が、自分の人生を左右していく。
そして人生を歩むことに、新しい運勢が作られていく。
運と人生が繰り返され、時が流れて、まるで川の流れのように上流から下流へと人生の流れが作られていく。

その流れの中で、自分と出会う人、自分から離れていく人。
その流れで共に遊ぶ人、共に学ぶ人など、数々の事柄と共に時間が過ぎ去っていき、自分の歴史が作られます。

私達は、自分に与えられた歴史を背中に負いながら、未来に向かって新しく人生を切り開いていこうとします。
その中で自分の可能性を求めようと努力し続けるでしょう。
その時、自分の人生には、自分だけのものがあり、オンリーワンの歴史ができていきます。

それが「運勢」というものなのです。
生まれてから死ぬまで一貫してあるもの、それは「運勢」です。

運勢を知るときには、「宿命」と「運命」を知らなくてはなりません。
宿命とは、自分が選ぶことのできないものです。
自分が生まれてきた周囲の環境のようなものです。

最も重要なものは「生年月日」です。
これこそ自分の意志で選択できないものです。
次に、運命のことですが、これは自分の意志で選択できるものが含まれます。
自分が生まれたあとで自分に与えられたさまざまな事柄が運勢です。

例えば、結婚・出産・離婚・就職・入学・卒業・転居・転職・転機・財産の取得あるいは売却・借金・返済・資格・免許証の取得など、数えあげればきりがありませんが、これらは全て運命です。

つまり運命には、「自分の意志で選べないものと選べるもの」があります。
選べるものの中で大きく影響されるのが「結婚」です。
結婚は、特定の相手と暮らすわけですから、自分の一生にとって、非常に重要な運命です。
結婚相手と結婚の時期、これによって運勢が大きく変化します。

出産も結婚についで重要な要素になります。
どんな子供が生まれてくるのか、男の子なのか女の子なのか、そしていつ生まれてくるのかも、自分の人生を大きく左右します。

「結婚」と「子供」、この2つが運勢を大きく左右するのです。
考えてもみなかったことです。

このように「運勢」というのは、自分の意志で選べない「宿命」と、選べることのできるものが含まれる「運命」とを組み合わせて作られるものです。

だから同じ生年月日の人が何万人いても、まず両親や兄弟姉妹が違うし、ましてや、生まれてから以降の人生が違うわけですし、特に結婚相手や結婚の時期、出産の時期が違うわけですから、ひとりとして運勢が全く同じになることは、絶対にないのです。

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